Messages from Students 在学生の声

「漫画」と向き合い、ひたすら描く

メディアデザインコースを選んだ理由について教えてください。

私は高校2年生の頃、商業漫画家になるという目標を掲げました。とにかく授業の研究ジャンル・制作の幅というものが広い点、それでいながらファインアート的側面が芸術工学部内で最も強い点から、様々な視点をもって「漫画」を捉えつつも専門的スキルの研鑽も積める芸工の環境に惹かれ、メディアデザインコースへの進学を決めました。

印象に残っている授業とその理由について教えてください。

学部二年時に受講した「芸術論」です。タイトル通り課題内容の芸術要素がかなり強く、実際にデッサンを行ったり、キャラクターを生みストーリーを構成したりと自分が大学に求めていた「『漫画』に関わるスキルを吸収できる授業」でした。メディアデザインコースではカメラの撮影手法やプログラミングによる画像処理等どちらかといえば産業的なスキルを学ぶ授業がほとんどです。様々な分野に触れられる反面、このような専門的な美術スキルを吸収できる授業は貴重なため大変楽しく受講しました。

あなたの学生生活について教えてください。

大学という枠組みの中では授業を受けることと友人と交流すること以外の活動は特にしていません、あくまで個人で制作活動をしています。商業誌に向けた漫画制作がメインですが、そのほかにもイラストを描いたり、美術館や絵の展示を巡ったりなど「漫画」ないしは「絵」と向き合う時間を多くとっています。同じように個人で制作をしている学生も多く、こういった選択肢があるのもメディアデザインコースならではだと思います。

受験生に向けてのメッセージ

大学に行ったとて、結局はそこで「何をするのか」。ここに全てがかかっています。大学生を謳歌するもよし、クリエイターとしての下積み時代にしてもよし、就職のためのスキルアップの場としてもよし。皆さんが芸工に来て何をするのか楽しみです。私としては漫画を描いてくださると非常に嬉しいです。ぜひ読ませてください。

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