Messages from Alumni 卒業生の声

技術の力で
公共メディアを支える

現在のお仕事を教えてください

NHK福岡放送局で技術の仕事をしています。局内の設備整備やニュース送出の音声などを担当しています。放送局で使用している機器は多岐に渡り、大学で学んだ知識を生かせることもあればイチから勉強することもあり、日々勉強中です。
前任地の北九州放送局では、「のど自慢」や「スポーツ中継」など生放送のテレビ番組、収録番組、ロケなどの音声を担当していました。ニュースや番組の音声業務では、アナウンサーなど出演者に小型のマイクを装着し、マイクの音量・音質・効果音とのバランスなどさまざまな調整を行い、視聴者が聞きやすい音作りを心掛けています。

あなたの学生生活について教えてください。

自分の学科(コース)の必須科目の授業にとどまらず、シラバスを読んで興味の湧いた授業は他学科の授業でも積極的に受けていました。また、学祭企画の「2研」という団体に所属し、秋の芸術工学部の学祭でインタラクティブアートを展示するための制作活動を行いました。
さらに芸術工学部内の授業や活動にとどまらず、九大として人員を募集していたケンブリッジ大学への1ヵ月短期留学プログラムにも参加しました。あのケンブリッジ大学でアートの授業を受けられた経験はかけがえのないものになりました。
何よりも世の中を見る視野が大きく広がった4年間の学生生活でした。

受験生に向けてのメッセージ

全国の国立大学の中でも類を見ない学部で、個性豊かな学生が数多く在籍していました。卒業生の進路についても、これほどまでに様々な分野で活躍をしているような学部はなかなか無いと思います。
芸術工学部は特に自由度高く、興味があることや将来に繋がることを経験できる学部だと思います。アートの旅としてバリ島まで行く授業やデッサンの授業、金属加工や木工の授業など、「美大かな?」というような内容のものから一般的な国立大学理系学部で受けるようなものまで様々。九大芸術工学部でしかできない経験がたくさんあります。ぜひ芸術工学部に入り、実りある学生生活を送ってください。

須田 紗理奈

2016年 芸術情報設計学科卒業
2016年 日本放送協会 北九州放送局 技術部
2022年- 日本放送協会 福岡放送局 コンテンツセンター 共通業務G(技術)

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